中野の光を心静かに愛でる、大人のためのイルミネーションガイド

中野の光を心静かに愛でる、大人のためのイルミネーションガイド

中野の光を心静かに愛でる、大人のためのイルミネーションガイド

文:十六夜(いざよい)

2026.01.08

中野をこよなく愛する十六夜(いざよい)です。今回もマニアックな視点で中野の隠れた魅力をお伝えしていきます。

今回は、仕事帰りに癒やされる、中野駅周辺のイルミネーションやツリーライトアップの楽しみ方とミラーレスカメラで幻想的に撮影する方法をご案内いたします。

中野駅周辺のイルミネーションは、複数のスポットで異なる雰囲気が楽しめる点に魅力があります。サンモール商店街など中野駅北口エリアは多くの人で賑わう中、クリスマスを感じさせるブルーのイルミネーション演出で華やかに彩られています。

中野駅南口に位置するレンガ坂商店街のイルミネーションは、落ち着いた大人の雰囲気と、飲食店街ならではの賑わいが融合した点に特徴があります。

駅前のエリアから少し離れた、「中野四季の森公園」(中野セントラルパーク)では、街の喧騒から離れた落ち着いた雰囲気のツリーライトアップが楽しめ、仕事で疲れた心を優しく癒やしてくれます。

1.中野駅北口エリアのイルミネーションを愛でる

駅前から中野ブロードウェイへと続くサンモール商店街や細かく横の裏路地に延びる商店街は、12月になるとクリスマスシーズンらしい華やかな照明で彩られます。街路灯や店舗のネオン看板、赤ちょうちんの街灯と調和して他の地域にない独自の世界をつくっています。各商店街が工夫を凝らし、頭上や電柱にイルミネーションを施し、買い物を楽しむ人や通行人の目を楽しませています。

仲見世商店街の奥に建つ、ワールド会館の跡地に誕生した「中野ワールドホテル」では、12月、冬のシーズンに合わせたイルミネーションが実施されていました。

以前の「九龍城」と呼ばれた独特な雰囲気から一転し、現在はホテルの外観を彩るライトアップが行われており、中野の街に新しい冬の彩りを添えています。

2.レンガ坂のイルミネーションを愛でる

中野駅南口に広がる「レンガ坂」は、石畳の道とレトロな街灯が特徴的な、隠れ家的な飲食店街です。ここのイルミネーションは、商店街のみなさまが一体になって丁寧に整備を行い、クリスマスシーズンだけでなくても、温かい光がいつでも優しく迎えてくれます。暖色系の温かみのある色合いが、冬の寒さを和らげてくれます。

レンガ坂のイルミネーションは、わざわざ「見に行く」というよりも、日常の風景の中で「ふと出会う」ことで、より心に響きます。

仕事帰りに: 駅へ向かう帰り道、ふと坂道を見上げた時に目に入る光景は、一日の疲れを癒やしてくれます。

レンガ坂のさらなる魅力は、その独特な雰囲気と、多様な店舗が集まる多様性にあります。

坂の両側や小さな脇道には、スペインバル、イタリアン、ビストロ、小料理屋など、個性豊かで隠れ家的な実力店が多数点在しています。イルミネーションがよく見える席を選び、ワインや温かい料理を注文し、イルミネーションを眺めながら語らう大人の時間は、特別な思い出になるはずです。

3.中野セントラルパークのツリーライトアップを愛でる

冬の澄んだ空気の中、夕方から夜にかけて、日が沈んでいく静かな中野セントラルパークは、木々をブルーの光でうっすらとライトアップして、駅前のような華やかさはありませんがおすすめです。

光の演出をさらに楽しむには、特定の時間(例年17:00~23:00の間の00分、20分、40分からの5分間)に、クリスマスのモチーフが地面に浮かび上がる特別な演出もありますので、時間を合わせて訪れるのがおすすめです。

中野セントラルパークの広々とした空間で、周りのビルの窓の明かりや木々が光り輝く様子を眺めるだけでもリラックスできますが、さらに寒い冬に楽しむ方法をご紹介します。

4.【大人の贅沢】コンビニ熱燗で冬の寒い夜を静かに楽しむ

冬の澄んだ夜空の下、静かにツリーライトアップを眺めながらの一杯は格別です。ここでは、気軽に立ち寄れるコンビニを活用し、中野セントラルパークの幻想的な光景とともに、心も体も温まる「熱燗」を楽しむ、ちょっぴり大人の粋な時間の過ごし方をご紹介します。

■ 準備編:コンビニで揃える「カップ酒と一口おつまみ」

まずは、最寄りのコンビニで準備を整えましょう。

ワンカップ大関1本: もちろん主役はこれ。手軽に買えて、そのまま温められるのが魅力です。

電子レンジ: 店員さんに一声かければ、多くのコンビニで電子レンジを貸してもらえます。

おつまみ: 乾き物や、チーカマなど、片手でつまめるものがおすすめです。

ポイント: 熱燗にする際は、アルミのフタを必ず外して、プラスチックのフタをして温めます。フタが飛んでしまうので、レンチンの時間は短く。

■ 実践編:中野セントラルパークへ

コンビニからセントラルパークまではすぐそこ。温かい缶コーヒー感覚で、熱燗のワンカップを持って公園へ向かいましょう。

静かなベンチを探す: 公園内には多数のベンチがあります。人通りが少なく、イルミネーションがよく見えるお気に入りの場所を見つけましょう。

ブルーの光景を肴に: 中野セントラルパークのツリーライトアップは、都会的でクールなブルーの光が特徴です。その幻想的な光景を眺めながら、温かいお酒を一口。ビルの明かりとのコントラストも絶妙な「肴」になります。

■ 大人のマナー:粋に楽しむための心得

中野セントラルパークは公共の場です。誰もが気持ちよく過ごせるよう、大人のマナーを守りましょう。

静かに楽しむ: 静かな公園ですから、自分の気配を消して静かにゆっくり、1本だけ楽しみましょう。

ゴミは必ず持ち帰る: 飲み終えたカップやおつまみのゴミは、必ず持ち帰りましょう。これが一番大切なマナーです。ぜひマナーを守りつつ、冬の夜の特別なひとときを味わってみてください。

5.イルミネーションをオールドレンズのバブルボケで撮影する

イルミネーションをバブルボケ(シャボン玉のように輪郭がはっきりした丸ボケ)で撮影するには、特定の光学特性を持つオールドレンズを使用し、F値を開放にして撮影するのが最も効果的です。また、イルミネーションは高速で点滅している場合があり、シャッタースピードによっては写真に「ちらつき」や「縞模様」が写り込むことがあります。手ブレ補正をオンにして、1/100秒のシャッタースピードを目安に設定するのがおすすめです。

バブルボケが発生するオールドレンズとして、トリプレット(3群3枚)構成など、特定の設計の古いレンズがあります。代表的なレンズには、Meyer Optik Trioplan(マイヤー オプティック トリオプラン)などがありますが、いずれも高価でまったく手がでません。

代替品としてそれよりも安価に入手可能なレンズもありますが、それでも価格が高いです。そこで、1960年代~70年代に普及していたスライドプロジェクターのレンズを改造してミラーレスカメラに装着して撮影しました。

このキャビン製のスライドプロジェクターはリサイクルショップで1000円以下の格安な金額で入手しました。ここからマニアックな改造が始まります。

60年くらい前のレンズですので、レンズは汚れ、カビが生えていたりします。前玉や後ろ玉から専門工具を使って分解し、レンズの清掃を行います。コーティングしていないレンズですから慎重に扱います。

スライドプロジェクターレンズは、ピントを合わせるヘリコイドも絞りもありません。開放での撮影になりますが、F2.5~2.8の明るいレンズですから、晴れた日中は眠たい映りになりますが、暗い中では発色もよくクリアできれいなバブルボケを楽しめます。

当然このままでは、ミラーレスカメラには装着できませんから改造を施します。ミラーレスカメラにレンズを近づけ、無限遠でピントが合うフランジバックの寸法を探ります。M42などの接写用のエクステンションチューブとそれに合うヘリコイドチューブ、ミラーレスカメラに装着するマウントアダプターをインターネットサイトで購入し、丁寧に無限遠を探って調整を行い完成です。難しそうですが、コツをつかむと以外と簡単です。

このレンズは、ELMO PROJECTION LENS F2.8 f:85mmですが、バブルボケを大きく撮影したい場合は80mm~120mmくらいの焦点距離が使いやすいです。

中野の灯りの魅力について2回にわたってご案内いたしました。中野の灯りは他の地域にない温かい魅力があります。ただ、きれいなだけではない、「中野の息づかいと体温」を感じます。

ぜひ、中野で「中野らしい灯り」に癒されて、たくさんのパワーを充電してください。

このコラムについて

ライター 十六夜(いざよい)

中野観光協会ライターの十六夜(いざよい)です。中野の街をこよなく愛し、カメラを手に路地裏を散歩するのを日課にしています。
再開発で景色が移ろいゆく今、昭和の温もりが残る街角や、ふとした瞬間の光が描く「街の素顔」を大切に切り撮っています。
見過ごしてしまいそうな小さな風景に宿る、この街ならではの優しい物語。中野の体温が伝わってくるような、心温まる魅力をお届けしていきます。

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